ひと昔前のヘビーなオーソドックスでクラシカルなフレンチではなく、分子ガストロノミーを駆使したお店、ヌーベルキュイジーヌでもなくイノベーティブ・フュージョンのフレンチレストランが人気ですね。見た目やサーブする時のパフォーマンスなども楽しめます、そして華やかで味の組み合わせなどの驚きもあります。そんな二つのフレンチレストランを紹介したいと思います。
フォーシーズンズホテル大手町 フレンチレストラン est(エスト)
エストはフォーシーズンズホテル大手町のフロント階にあります。2022年、2023年連続でミシュラン1つ星を獲得しているフレンチレストランです。エントランスは図書館のようにたくさんの本が並んでいます。予約が直前であったので窓際の席ではなくて残念でした。次回は早めに予約したいと思います。
ホテルフレンチは3品、5品のプリフィックスが多いですね。こちらもアミューズやミニャルディーズを除く3品のランチコースで、ひとり12500円(税・サ込)となります。見た目可愛らしく、お味もあっさり、軽い物なので膨満感を感じることなく食べられます。バターでなくオリーブオイルとマッシュポテトを付けてのパンは、今流行りのサワーブレッドです。メインはお肉かお魚のチョイスとなっています。ミートパイはかなり小さめカットです、ハタは淡白で付け合わせのニンジンが甘くて美味しかった。デザートはババが苦手な私には特製、シェフが絵画にインスパイヤ―されて作ったムースです。上には幕のようにゼリーがのっていて、カーテンのように開くと絵画のムースが現れます。これはオシャレで綺麗でした。
代官山 フレンチレストラン Simplicite(サンプリシテ)
こちらはお魚が多彩な調理法によってコースになったフレンチ・サンプリシテです。以前にイタリアンのお魚メインでのコースになっているお店が好きでしたが、大幅値上げで少し足が遠のいた矢先に出会ったフレンチレストランです。代官山から徒歩数分の猿楽小学校近く、動物病院の二階にあります。隣にはBlythe(プライズ)などを置いている可愛いお人形屋さんありました。
カツオのハムゆずかけ、白エビパプリカ色大葉まき
見た目も麗しく、食べてもヘルシーな感じで美味しいコースです。ひとつひとつ凝った作りですが、食べるとお口の中で調和するお魚料理の数々です。フレンチで魚料理を得意とするお店は貴重です、また食べたくなります。ランチコースは税込み8800円(サ10%別)、飲み物あわせて二人で23000円ちょっとでした。
やっぱりフレンチは美味しい、そしてお皿に繰り広げられたアートが素晴らしいです。なかなか材料を食べてもわからないものこそ外食したいですね。そして、昨今のヘルシーなフレンチは罪悪感がなくて嬉しいです。
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